What's New 2021.4 - 2022.3


【雑誌掲載】講座「運動学習」

2021.5.22

 メディカルプレスから発刊されております「月刊 理学療法-Journal of Physical Therapy-」にて講座「運動学習」が連載されております。そのうち、総論1・2・4・5を当研究室の藤澤宏幸 教授、鈴木博人 講師、そして大学院生の我妻昂樹が執筆を担当いたしました。

===

藤澤宏幸:運動学習1―総論1:運動学習理論と理学療法

藤澤宏幸:運動学習2―総論2:運動学習のための練習方法と効果の測定

鈴木博人:運動学習4ー総論4:ハンドリングによる動作指導と運動学習

我妻昂樹:運動学習5ー総論5:言語教示と言語強化による動作指導と運動学習

===

また、総論7も鈴木博人 講師が執筆を担当し、今後掲載される予定です。

詳しくは、Publication>総説論文をご覧ください。


【雑誌掲載】講座「その時バランスをどう見るか」

2021.6.1

 当研究室のスタッフが執筆した総説論文が理学療法学(第48巻 4号)に掲載されております。

===

鈴木 誠:立ち上がり動作におけるバランスをどう見るか
===

詳しくは、Publication>総説論文をご覧ください。


【研修会報告】運動学習論アプローチによる運動・動作の指導方法

2021.7.11 

 宮城県理学療法士会が主催する「心理学に基づいた運動学習論アプローチによる運動・動作の指導方法」の講習会が開催され、講師を当研究室の藤澤宏幸 教授 鈴木博人 講師が務めました。また、今回も昨年に引き続き新型コロナウイルス感染症対策の観点からハイブリット型方式を採用しました。Web方式を併用したこともあり、全国各地から100名を超える理学療法士の方々よりご参加いただきました。

 本講習会では、運動学習理論の歴史的な変遷や運動学習に関する心理学研究データなどを、臨床に還元しやすい形で紹介させていただきました。また、運動学習理論を用いた治療展開について、参加者の皆様と情報交換する時間も設け、知識を応用する方法についてお伝えさせていただきました。参加者の方からは「普段、臨床場面で行っている治療を整理するきっかけになった」とのご意見もいただきました。

なお、本講習会の一部はメディカルプレスから発刊されている「月刊 理学療法-Journal of Physical Therapy-」の中で講座「運動学習」として掲載されております。ご興味がある方、ぜひご一読いただければ幸いです。



東北理学療法学第33号ー論文優秀賞受賞

2021.9.11 

 当研究室の鈴木博人 講師が東北理学療法学第33号にて論文優秀賞を受賞しました。

詳細は以下の通りとなります。

論文名:結合動作における全体法・部分法の運動学習効果の差異

著者名:鈴木博人松坂大毅嶋田剛義我妻昂樹鈴木誠藤澤宏幸

発行機関:東北ブロック協議会(http://www.pt-tohoku-block.org/)


【第39回東北理学療法学術大会】「社会的身体から理学療法を再考する」

2021.9.11~9.12 

 宮城県理学療法士会が主催する「第39回東北理学療法学術大会」が開催されました。本大会は当研究室の藤澤宏幸 教授が大会長を務め、その基調講演に「社会的身体から理学療法を再考する」として講演致しました。また、村上賢一 准教授が準備委員長を、鈴木誠教授が学術局長代行を務め、研究室メンバーからも計7題発表しました。なお、今回は新型コロナウイルス感染症対策の観点からWebでのライブ配信とオンデマンド配信(9.27~10.3)が用いられました。

 本学会は、講演・シンポジウム、ポスター発表、口述発表の計4セッションから構成されておりました。また、運動器・神経系・内部障害系・地域・教育分野など様々な分野からの演題が集まり活発な討論がされておりました。

 本学会に参加し、改めて理学療法は様々な視点から捉える必要があることを学びました。今回の学会参加より得ることができたことを今後の研究活動に活かし、その成果を宮城県士会へ還元していけたらと思います。

 

 <大会長基調講演>

 藤澤宏幸

       社会的身体から理学療法を再考する

 

<一般演題発表>

 川上真吾

  診療参加型臨床実習での実習生と指導者との実習内容に関する共通認識の形成について

 

 大場勇輝

  整形外科患者における理学療法初期の疼痛の程度がその後の疼痛の程度に与える影響~外来理学療法患者における後ろ向き観察研究~

 

 大場勇輝 

  Femoroacetabular Impingementを有した初期変形性股関節症に対する保存療法~行動制約モデルを用いた予防的アプローチ~

 

 我妻昂樹

  視床出血後に生活圏における行為としての歩行再建を目指した症例ー運動学習理論に基づいた理学療法ー 

 

 五十嵐直樹

  健常者の股関節外転筋動特性における筋疲労の影響ー筋動特性とパフォーマンスの関係ー

 

 北村隼人

  降段動作の運動戦略における段差と速度の影響ーpilot studyー

 

 嶋田剛義

  結合動作の運動学習における全体法・部分法の効果の差異ー学習課題検討を目的としたpilot studyー



【雑誌掲載】特集「理学療法における自律神経機能測定の意義と実際」

2021.10.11

 メディカルプレスから発刊されております「月刊 理学療法(第38巻 6号)-Journal of Physical Therapy-」にて当研究室の藤澤宏幸 教授が執筆を担当した「理学療法における自律神経機能測定の意義と実際」が掲載されております。

===

藤澤宏幸:特集:理学療法における自律神経機能測定の意義

===

詳しくは、Publication>総説論文をご覧ください。


【雑誌掲載】連載「診療参加型臨床実習」

2021.10.22

 当研究室のスタッフが執筆を担当した論文が理学療法ジャーナル(第55巻4号)に掲載されております。

===

藤澤宏幸:特集:診療参加型臨床実習参加までに修得すべき学生の学習課題ー診療参加型臨床実習を効果的に行うための学内教育・支援

===

詳しくは、Publication>総説論文をご覧ください。


【第26回 日本基礎理学療法学会学術大会】「サイエンスとしての基礎理学療法」

2021.10.23~10.24

 第26 日本基礎理学療法学会学術大会「サイエンスとしての理学療法」をテーマに、Webで開催されました。本学術大会では、当研究室の藤澤宏幸 教授が「基礎理学療法の在り方‐他分科学会からの提言‐」をテーマにしたシンポジウムにおいて司会、鈴木博人 講師が「一般演題 身体運動学7」において座長を務めました。さらに、一般演題発表では当研究室の吉田高幸発表させて頂きました。

<一般演題>

   吉田高幸

   着座動作の運動軌道形成における多目的最適化


【研修会報告】身体運動学から捉えるバランス制御と理学療法アプローチ

2021.10.30

 宮城県理学療法士会が主催する「身体運動学から捉えるバランス制御と理学療法アプローチ」の講習会が開催され、講師を当研究室の藤澤宏幸 教授 鈴木誠 教授務めました。今回はハイブリット型方式を採用しました。また、全国各地から100名を超える理学療法士の方々よりご参加いただきました。

 本講習会では、姿勢の定義からバランスの捉え方、運動療法などのバランス制御に関わる幅広い知識を、臨床に還元しやすい形で紹介させていただきました。また、バランス能力向上にむけた運動療法について多数の質問があり、参加者の皆様と情報交換する時間も設け、知識を応用する方法についてお伝えさせていただきました。



【第8回 日本予防理学療法学会学術大会】

2021.11.13

 8回 日本予防理学療法学会学術大会が開催されました。本学術大会で、当研究室の鈴木博人 講師が「職場における健康管理2」において座長を務めました。


【研修会報告】観察による運動・動作分析‐身体運動学に基づいた分析法の臨床応用

2021.11.1311.14

 宮城県理学療法士会が主催する「観察による運動・動作分析‐身体運動学に基づいた分析法の臨床応用」の講習会が開催され、講師を当研究室の藤澤宏幸 教授村上賢一 准教授鈴木博人 講師が務めました。また、鈴木誠 教授が研修会運営の補助として参加致しました。今回はハイブリッド型方式(現地開催とWeb開催)を採用し、全国各地から30名ほどの方々にご参加頂きました。

 内容としては、1日目に 藤澤宏幸 教授より重心の見方や関節運動の原理、バランスの捉え方など動作分析をする上で必要な基本的知識から、それらを用いた静力学的分析の方法を中心に説明致しました。また、実際の運動を観察し分析する実践練習についても実施致しました。2日目には村上賢一 准教授より中枢神経疾患患者を対象とした動作分析の要点を、鈴木博人 講師より運動器疾患患者を対象とした動作分析の要点を説明致しました。さらに、今回はWebのミーティング機能を用いて鈴木誠 教授村上賢一 准教授鈴木博人 講師3名を中心にグループに分け、質疑応答を行いました。2日間に渡る講義やディスカッションを通して、臨床において疑問点が多く残る動作分析に関する知識を深める充実した研修会となりました。

 

【第5回日本理学療法哲学・倫理学研究会フォーラム】「臨床におけるジレンマ」

2021.12.5

 第5回日本理学療法哲学・倫理学研究会フォーラムが「臨床におけるジレンマ」をテーマに、Webで開催されました。本学術大会では、当研究室の藤澤宏幸 教授が大会長を、鈴木博人 講師が大会準備委員長を務めました。さらに、一般演題発表にて当研究室から松坂大毅が発表をさせて頂きました。今回の研究フォーラムでは、理学療法場面で生じる倫理的葛藤(モラルジレンマ)を、倫理・哲学的観点からみた内容について各講演者、発表者からの意見交換がなされました。日々の臨床業務において、倫理的な葛藤が生じていることに参加をすることを通して気づくことができる内容であったとおもいます。今後も研究室として、幅広い視野の中で理学療法について考えて行けたらと思います。

 

<一般演題>

   松坂大毅

   経験学習から見た理学療法士のジレンマ事例における調査報告


【第25回 宮城県理学療法学会学術大会】

2022.02.06

 

 第25回 宮城県理学療法学術大会が「Call and Response ー掛け合い・学び合いー」をテーマに開催されました。本年は、新型コロナウイルス感染症対策の観点からWebでの開催での大会となりました。また、本研究室の五十嵐直樹が大会準備委員長を努め、準備委員として、鈴木博人 講師、釼明佳代子 助手、我妻昂樹、嶋田剛義が大会運営に貢献しました。さらに、当研究室からは鈴木誠 教授および村上賢一 准教授、小野部純 講師が座長を務め、鈴木博人 講師が教育講演の司会を務めました。また、研究室メンバーから計5演題発表致しました。

 特別企画では講師に日本理学療法士協会会長  斉藤秀之 氏、日本理学療法士連盟会長  半田一登 氏 、参議院議員  小川克己 氏の3名をお招きし、今後の未来を担う宮城県理学療法士会会員に向け、メッセージを頂きました。

 本大会は、大会テーマでありました「Call and Response 」が盛んに行われた大会でありました。また、参加者の方からもたくさんの貴重なご意見を頂き、今後の研究につながる実りあるディスカッションができました。今回の学会参加で得られた知見を自身の研究に活かしていきたいと思います。

  

<シンポジウム>                  

 川上真吾(講師)

   シームレスな卒前・卒後教育の実現に向けてー養成校と臨床現場のCall and Responseー                    

                        

<一般演題発表>

松坂大毅

 放線冠梗塞による運動麻痺により歩行能力低下をきたした症例へ理学療法介入ー介入経過中皮膚癌告知による精神的変調も考慮してー

 

我妻昂樹

 立ち上がり動作の指導における言語強化のタイミングに関する探索的研究ー理学療法士による離殿の指導に着目して(第1報)ー

        

 嶋田剛義

  理学療法場面における運動・動作指導の観察研究ー全体法と部分法に着目してー

 

 佐藤大生

  四つ這い位における上下肢体側挙上位の姿勢制御戦略. 第1報ーpilot studyによる検討ー

 

 千田悠人

  肩峰軌跡解析による肩甲帯機能評価の開発ー固定方法の違いによる胸鎖関節部の変動量の比較ー

 


【第24回 宮城県理学療法学術大会新人賞受賞】

2022.02.06

 当研究室の大学院生  嶋田剛義 が第24回宮城県理学療法学術大会にて大会新人賞を受賞しました。

 

 

演題名:Functional Balance Scale における動作パターンの質的な評価基準の開発に関する研究 ―床からの物拾い動作に着目して(第1報)ー


【2021年度 修士論文発表会】

2022.02.07

 本研究室メンバーの北村隼人、嶋田剛義が本学の修士論文発表会で2年間の研究成果を報告いたしました。

 

北村隼人

「降段動作における運動軌道形成の最適化に関する研究」

 降段動作において、ヒトは「エネルギーコスト」と「床反力」の2変数を基準として動作遂行する可能性について報告しました。

 嶋田剛義

「運動学習理論における全体法と部分法の理学療法への応用に関する研究」

 全体法と部分法について、結合動作を学習課題に取り入れ行った実験的研究に関する報告をしました。